ファイル整理をしていたら、昔訳した原稿がいくつか出てきた。そのなかで悪くはないと思われるものを一作、せっかくの新年だから、興味のある方にご覧に入れようと思う。
アンドレアス・ラツコーは「戦争における人間」(Meschen im Krieg, 1918) という作品集を出して反戦作家として知られている。訳出したのはそのなかに納められた一篇である。昨日の「完璧な執事」もそうだが、本作も本邦初訳じゃないだろうか。
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アンドレアス・ラツコー作「英雄の死」
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| スラヴォイ・ジジェク |
日本では読書の秋と言って、秋を以て読書のシーズンとしているが、欧米では夏休み、クリスマス休みが読書のシーズンとなる。本好きの人々は旅行カバンにぎっしり本を詰めこんで旅行にでかけるのである。私はネット版ガーディアン紙の大ファンだが、この頃になると、本を選ぶ参考にと、おすすめ本のリストが掲載される。小説家や批評家といった目利きが選んだリストだからそれなりに信用できる。私はそれを見ながら自分で読む本を選択するのだ。"Barbarian Days: A Surfing Life" by William Finnegan
"The Underground Railroad" by Colson Whitehead
"H Is for Hawk" by Helen Macdonald
"The Girl on the Train" by Paula Hawkins
"Seveneves" by Neal Stephenson
昔(九十年代の中ごろだろうか)、プロレスラーのボブ・バックグラウンドが冗談に大統領選出馬演説をテレビでやったことがある。そこで彼は、おれが大統領になったら国民の教養の程度をあげるために、学生の夏休みは廃止する、小学校から古典を読ませる、とぶちあげて、私は大笑いして聞いていた。しかしあの頃常識だった教養や読書の大切さは、今ではもう通用しないようだ。世界じゅうのあちこちで教養のない政治家が民衆の支持を博し、図書館は閉鎖され、人文科学は力を失っている。それも当然かも知れない。ピュー・リサーチによると全米の大人の26%は今年、一冊の本も読んでいない、読もうともしていないという調査結果を出している。日本でも読書の習慣はすたれているし、漢字の読み書きすらあやしい人々が中年以上の人々のあいだにも大勢いる。中国や韓国は日本よりはましだが、それでも読書する人の数は減少している。
El Nost Milan は残念ながらテキストが手に入らなかった。なのでアルチュセールのまとめを利用して、その内容を推測するしかない。![]() |
| ルイ・アルチュセール |